少しの道具や知識で、お茶の香りのたのしみ方がぐんと広がります。
ぜひ試してみてください。
茶器を使い分ける
和紅茶も香り緑茶も深蒸し茶も、急須がひとつあれば淹れることができますが、種類毎におすすめの茶器があります。
井村園のおすすめの茶器をご紹介します。
陶器製ティーポット
水色を見られるガラス製のティーポットは便利でおしゃれですが、香りのことを考えると、井村園は陶器製をおすすめします。
ガラス製のポットで淹れるよりも、香りにふくらみが感じられます。
おすすめのお茶
和紅茶 |
香り緑茶 |
蓋碗(がいわん)
中国茶で使われる蓋付きの茶碗です。片手で持てるサイズで、お茶専門店で1,000円くらいから売っています。
1人分のお茶を1杯ずつ淹れられるので、1人でゆっくりお茶をたのしむのに最適です。
おすすめのお茶
香り緑茶 |
和紅茶 |
深蒸し用の急須と湯冷まし
緑茶は温度が低めの湯で淹れる方が、香りも水色も鮮やかになります。
沸いた湯を急須に直接入れる前に、一度別の容器(湯冷まし)に入れ、それから急須に注いでください。このひと手間で、緑茶の風味がうんとよくなります。
また、深蒸し茶は茶葉がとても細かいので、網目の細かい専用の急須がおすすめです。
おすすめのお茶
深蒸し茶 |
新茶 |
お茶の季節を知る
新茶といえば初夏ですが、ほかにもお茶に表れる季節があります。
季節にちなむお茶を知っておくと、贈り物のアイディアにもなります。
5月〜6月
新茶
冷凍保存した「新茶」を1年中購入することができますが、やはり一番香りがいいのはできたての新茶です。冬の間に栄養を蓄えた新芽の香りは、ほかのお茶には変えられません。
特に新茶3〜4日目の茶葉で作る井村園の「八十八夜摘み」は、茶葉も作り手も洗練された瞬間の上級茶。昔から縁起物といわれ、贈り物にも最適です。
7月〜8月
冷茶
暑い時期には水出しのお茶をおたのしみください。
水差しや水筒に茶葉を入れて、冷蔵庫で数時間待つだけ。ティーバッグならより便利です。
また時間があるときには、ぜひ緑茶の氷出しも試してみてください。急須に茶葉とたくさんの氷を入れ、氷が溶けるのを待ちながら、お茶をグラスに注ぎます。暑い夏に目が覚めるようなお茶の旨みを抽出することができます。
10月〜
秋摘み茶
茶葉の収穫は初夏から秋まで行われます。井村園では毎年9下旬に、秋の新芽を収穫します。
これを高温でじっくりと焙煎して作るのが、井村園の秋摘み茶。渋みのある味が特徴で、食後のお口直しに最適です。
カテキン含有量も多く、健康を気にする方にも好評です。
11月〜
和紅茶
紅茶の「新茶」は毎年10月下旬に発売されます。国内の和紅茶に関する品評会やコンテストも10月下旬に開催されています。
というわけで、毎年井村園の和紅茶が出そろうのもこの時期。希少ロットも揃うので、ご注目ください。
また、甘みのある和紅茶の香りは寒い時期におすすめです。クリスマスや年末年始の贈り物にもどうぞ。
時間に合うお茶を選ぶ
毎日の生活の時間に、おすすめのお茶の香りをご提案します。ぜひお試しください。
朝の一杯には
深蒸し茶。
コーヒーの代わりに、たまには深蒸し茶はいかがでしょうか。
濃いめに入れた深蒸し茶は飲み応えがあるので、朝の目覚ましにおすすめ。カフェインも含まれています。
頭を使う時にも
深蒸し茶。
日中の仕事時にも深蒸し茶はおすすめです。特にティーバッグタイプのお茶なら、水筒やマグカップに入れて2〜3煎たのしむことができます。
午後のいっぷくは
和紅茶で。
気分転換にはぜひ和紅茶のやさしい香りを。
大きめのティーポットに多めの茶葉を入れてお湯を勢いよく注ぐと、湯気と一緒に香りが立ちます。リラックスしたい時に最適です。
眠る前には
香り紅茶でリラックス。
香り緑茶の香りは一日の疲れを癒やしてくれます。自分のためにお茶を入れる時間を、おやすみ前に少しだけ取ってみませんか?
蓋碗や小さめの急須に香り緑茶を淹れて、テレビや読書のお伴にどうぞ。