甘くやさしい香り。
代表作は、べにふうきの和紅茶
「ももか」です。
やぶきたやべにふうきなど、日本で作られた品種の茶葉で作る紅茶は、渋みが出にくく、まろやかな飲み口が特徴です。
井村園は2005年頃からやぶきたの和紅茶づくりをはじめました。また、べにふうきで作る「ももか」は、国内のお茶の品評会で高い評価をいただいています。
和紅茶のご紹介
和紅茶とは何か?
日本で栽培・加工された紅茶の総称です。国産紅茶、地紅茶とも呼ばれています。
日本での紅茶生産は明治時代に遡ります。多田元吉がインドから持ち帰った種子や製造法を基に明治10年頃(1877年)から作られるようになりました。
昭和12年(1937年)に生産量のピークを迎え、そのあと徐々に減少していき昭和44年(1969年)には紅茶の輸入自由化で日本の紅茶製造はいったん途絶えますが、平成(1989年)に入り各地で緑茶生産者が紅茶の生産を始め少しづつ増えてきています。
外国で生産される紅茶と比べると、昧や香りがやさしく、渋みが少ないものが多いと思います。それは、緑茶用品種で作られること、または製法によるところが大きいでしょうか。
インドやスリランカの多くはCTCやローターバンと呼ばれる、茶葉を破砕する機械を使いますが、日本ではオーソドックスに揉むだけとなります。
和紅茶を飲むとどういいのか
和紅茶を飲むと期待できる効能はこちら。
1.
抗菌・殺菌作用
紅茶ポリフェノール、緑茶でいうカテキンと同じ。渋みのもとになっています。
風邪予防、感染したウィルスの増殖を防ぐ効果も期待できます。
井村園の紅茶では、特にももかに多いです。渋み成分であるため、味の強いももかに多く出ます。
2.
リラックス効果がある
テアニン成分による。リラックス時に発生する脳波「α波」が多く出現し、筋肉も緩んで血行が良くなることから、冷え性の改善も期待できます。
3.
美肌やアンチエイジングが期待できる
テアフラビン、テアルビジンという成分には、活性酸素を抑制する抗酸化作用が期待されています。活性酸素の抑制には、がんや動脈硬化、生活習慣病などの予防やアンチエイジングの効果や効能が期待され、病気だけでなくシミやシワなどの美肌維持にも有効といわれています。
4.
カフェインによる
集中力アップ・疲労回復
眠気が覚め、集中力が増すので、作業効率の向上につながります。脳がすっきりと目覚め、疲労回復が期待できます。
カフェインが含まれる量はコーヒーの約2~3分の1程度なので、効果の感じ方がコーヒーよりもマイルドです。
井村園の和紅茶の特性
井村園の和紅茶は、香りにこだわっています。
紅茶の香りの引き立て方
井村園の紅茶の香りが引き立つのは、萎凋(いちょう)工程にあります。
井村園が紅茶を始めた頃、日本には紅茶製造用の機械がなかったので、日本製の緑茶用の機械を紅茶製造にも流用するようになりました。
「萎凋」というのは、摘採した葉に風を当て萎れさせる工程です。紅茶の香りを占める8割ほどがその工程で決まるといわれる重要な工程です。20時間ほど萎凋させ何度か攪拌をすることによりフルーティーな香りや花のような香りが引き出されます。
井村園の和紅茶は、なるべく葉の形を残すように優しく揉むことで優しい風味が生まれます。
和紅茶ラインナップ
桃のような香りが特徴の、
井村園を代表する和紅茶。
希少なべにふうきで作ります。
もともとは緑茶用に植えたべにふうきからできた、桃のようなフルーティな香りを引き出した和紅茶です。
でき上がった和紅茶を飲んでいたら、通りかかった家族が「桃食べてるの?」と勘違いしたことから、「ももか」と名付けました。
べにふうきはインドから導入した実生選抜のべにほまれと枕Cd86(枕崎の茶業試験場にあったチャイナダージリン種)をかけあわせたもので、やぶきたなど緑茶品種に比べ風味は香り高く滋味も強いという特徴を持っています。
ファーストフラッシュやセカンドフラッシュなどの摘採時期や、ロットごとに微妙に異なる香りをたのしんでいただけるよう少量ずつ生産し、紅茶にこだわる方にもご好評をいただいています。ぜひお試しください。
近年の受賞歴
ジャパン・ティーフェスティバル2022プレミアムティーコンテスト受賞(10/15)
- 【金谷和紅茶ももかPremium SF-4Sweet】プレミアムティー3つ星☆☆☆
- 【金谷和紅茶ももかPremium SF-8PM】プレミアムティー4つ星☆☆☆☆
和紅茶 ももかの商品一覧はこちらから
和紅茶 ももかの楽しみ方
− おいしい淹れ方 −
- ティーポットに湯を注ぎ、温めておきます。
- ティーポットの湯をカップに移し、ティーカップを温めておきます。
- 空のティーポットに茶葉を入れます。
- ティーカップ1杯分の茶葉は3g。ティースプーン山盛り1杯が目安です。
- 茶葉に熱湯(約100℃)を注ぎます。淹れるティーカップの分だけ注ぎましょう(1杯約150ml)。
- 2〜3分待ちます。
- ティーカップに注ぎ分けてお召し上がりください。
- ティーポットのお茶は必ず注ぎ切ってください。ティーカップに注ぎきれない分は、別の容器に取っておきましょう。
− 井村園のおすすめ −
- ぜひストレートで、香りをおたのしみください。
- ガラス製のティーポットよりも、陶器のティーポット(急須も可)の方が、香りがよく感じられます。
- 目の細かい茶漉しを使うと、よりきれいな水色をたのしめます。
和紅茶 ももかの商品一覧はこちらから
甘みのあるやさしい香り。
オーソドックスな和紅茶です。
やぶきたは昔から静岡茶を代表する品種のお茶です。
井村園のやぶきた和紅茶は、オーソドックス製法で飲みやすく仕上げています。和紅茶らしいまろやかな甘みをお楽しみください。
時々少量限定で、いつもとは違う製法で作ることもあります。オンラインショップで発表・販売しますので、お楽しみに。
和紅茶 やぶきたの楽しみ方
− おいしい淹れ方 −
- ティーポットに湯を注ぎ、温めておきます。
- ティーポットの湯をカップに移し、ティーカップを温めておきます。
- 空のティーポットに茶葉を入れます。
ティーカップ1杯分の茶葉は3g。ティースプーン山盛り1杯が目安です。 - 茶葉に熱湯(約100℃)を注ぎます。淹れるティーカップの分だけ注ぎましょう(1杯約150ml)。
- 2〜3分待ちます。
- ティーカップに注ぎ分けてお召し上がりください。
- ティーポットのお茶は必ず注ぎ切ってください。ティーカップに注ぎきれない分は、別の容器に取っておきましょう。
− 井村園のおすすめ −
- 自然な甘みがありますので、砂糖は入れずにお召し上がりください。
- ガラス製のティーポットよりも、陶器のティーポット(急須も可)の方が、香りがよく感じられます。
- 目の細かい茶漉しを使うと、よりきれいな水色をたのしめます。
- クセのないやわらかな香りと味なので、食事にも合います。